賃貸の更新料を払う?それとも退去して引越しする?どっちがお得?
賃貸でお部屋を借りていると1~2年毎に更新の時期がやってきます。
その時に気になるのが更新料。
いざその更新料を計算してみると結構な金額が必要となるので、いっそのこと引越してしまおうか?と考える人も少なくありません。
そこで今回は賃貸の更新と引越し、どっちがお得なのか?
「更新料を払ったほうがいい人」と「引越したほうがいい人」それぞれのケースをまとめてみました。
賃貸の更新料って必ず必要なの?
賃貸の更新料といってもいくつか種類があります。
まずは家賃、そして火災保険、場合によっては保証会社の更新料です。
この中で家賃の更新料には地域性が大きく関係していて、特に必要とされている地域は関東圏及び東海と近畿地方の一部です。
火災保険に関しては地域に関わらずその物件に住み続けるかぎりは必ず必要となるので更新料は必須です。
保証会社も同じで、更新型で契約をしている場合には必ず必要となります。
自分が住んでいる物件の更新料がどれだけ必要なのかわからない場合には、賃貸借契約書や重要事項説明書に記載されていますので確認してみましょう。
賃貸の更新料と引越し料金を比較してみる
賃貸の更新料は家賃1ヶ月分くらいが目安となります。
これも地域差があり、2~3ヶ月分取られてしまう場合もあります。
一方で引越しの料金ですが、荷物の量や移動の距離、そして引越しする時期によって値段が変わってきます。
単身のワンルームで近距離、そして繁忙期を外せば少しお得な価格で引越しができ、相場は大体2~5万円くらいになります。
ここで簡単なシュミレーションをしてみましょう。
都内在住のAさんが住んでいる部屋
家賃 7万円
火災保険 2万円
保証会社 2万円
同等の部屋を新たに契約した場合に必要となる初期費用
家賃 7万円
火災保険 2万円
保証会社 2万円
礼金 7万円
仲介手数料 7万円
①賃貸の更新料を支払う場合
必要となるのは家賃+火災保険+保証会社の更新料です。
合計すると11万円になります。
②退去して引越しする場合
必要となるのは引越し代金+新居の初期費用で、新居の初期費用だけですでに25万円もかかってしまいます。
退去して引越しするよりも賃貸を更新したほうが出費を抑えられてお得です。
賃貸の更新料を払って住み続けたほうがいい人
先程のシュミレーションのように一般的には賃貸の更新料を払うほうが引越しするよりも費用が安上がりです。
いま住んでいる物件に特に問題がなければ更新料を払って契約更新しましょう。
賃貸の更新料を払うよりも引越したほうがいい人
逆に住んでいる物件に不満がある、生活しづらいと感じる場合には、多少の出費は覚悟して引越しすることをおすすめします。
無理して住み続けて辛くなるよりも、心機一転したほうが精神衛生的にもいいのではないでしょうか?
「よし!引越ししよう!」と決めたのなら早めに書面で管理会社に通知しましょう。
ほとんどの物件が退去日1ヶ月前に解約通知書での退去の届け出が必要となり、これも物件によっては退去日2ヶ月前あるいは3ヶ月前と設定されていることもあります。
もし更新の時期なら更新料も必要となる可能性もあるので注意してくださいね。
まとめ
賃貸の更新料を払うのか、あるいは退去して引越しをするのかでは、費用的には更新料を払うほうが安くて済むので経済的です。
しかし環境を変えたい状況であるのなら引越しを視野にいれるのもいいでしょう。
引越しをするときには、時期がずれると余計な費用がかかってしまう可能性があるため、退去通知の時期には気をつけましょう。
数年に1度はやってくる賃貸の更新時期は、今の生活を見直すちょうどいい機会になるかもしれません。
私たち蒲田大森不動産では、蒲田駅、大森駅を中心に賃貸物件を数多く取り扱っております。
お引越しを検討中の方はぜひ、当社までお気軽にお問い合わせください。