敷金礼金とはどんな費用?ゼロゼロ物件がある理由やメリットも解説
賃貸物件を契約する際に発生する「敷金」「礼金」とはそれぞれどんな費用なのでしょうか。
今回は、敷金礼金の役割や「ゼロゼロ物件」について解説します。
そもそも敷金礼金とは?
物件情報を見る際に、敷金礼金の項目を重要視している方も多いのではないでしょうか。
では、そもそも敷金礼金とはどんな費用を指すのでしょう。
どちらも賃貸の物件を契約する際に発生する初期費用ですが、それぞれ違った役割があります。
まず敷金とは、借りていたお部屋を解約して引き払う際、生活しているうちに付いてしまった傷や汚れなどを直して原状回復するための費用です。
担保のような役割もあり、大体の場合原状回復工事などにかかった費用が差し引かれた金額が返ってきます。
一方で礼金とは、お部屋を借りる際大家さんにお礼として支払うお金を指すため、敷金のように返金されることはありません。
敷金礼金ゼロ物件がある理由とは?
賃貸物件の中には、敷金礼金がかからない「ゼロゼロ物件」と呼ばれるものもあります。
賃貸物件の大家さんや不動産会社は、入居者の支払う家賃から利益を得ていますが、空き室になってしまった場合は利益が全くありません。
空き室の期間が長くなるほど、物件を管理する側としては損になります。
そこで、少しでも早く空き室状況を解消するため、敷金礼金をゼロにして借り手を募っているケースがあるのです。
また、賃貸物件の場合、賃貸需要が増える1月~2月は敷金礼金がかかる物件が増加し、賃貸需要が減少する夏のシーズンには敷金礼金がかからない物件に変わる場合もあります。
また、敷金礼金ゼロと謳っている物件であっても退去する際の原状回復責任はあるため、そのことは念頭に置いておきましょう。
礼金敷金ゼロの物件に限らず、短期解約違約金が設定されている場合もあるので契約の際、確認が必要です。(1年未満解約時~、1年以上~2年未満解約時総賃料1ケ月の短期解約違約金)詳しくは弊社対応スタッフにご確認下さい。
清掃費用の相場は、1㎡あたり1,000円~1.500円程です。
敷金礼金ゼロ物件のメリットとは?
賃貸契約時に敷金礼金がかからない物件のメリットを挙げると、なんといっても初期費用を抑えられる点です。
引越しの際には家具や家電を購入したり引越し業者を手配したりとお金がかかります。
敷金礼金の目安は家賃のおよそ1ヵ月分であるため、その分の初期費用を抑えられるのは大きなメリットと言えるでしょう。
※敷金礼金がゼロの物件でも火災保険や鍵交換費、クリーニング代、保証人不要システムや前家賃仲介手数料などその他費用はかかりますので、最低でも賃料の3.4ヶ月分は必要となります。
まとめ
敷金と礼金にはそれぞれに役割があることがわかりました。
また、敷金礼金がかからない物件は、賃貸需要が減少する時期に多く見られます。
引っ越しには多額の費用が掛かるため、賃貸物件を探す際は少しでも初期費用抑えられる敷金礼金ゼロ物件を検討してみてはいかがでしょうか。
私たち蒲田大森不動産では、東京都大田区の賃貸物件を多数ご紹介しております。
物件探しでお悩みの場合は、お気軽に当社までご相談くださいませ。