世間一般ではどのくらいの頻度で引越しするの!?世の中の人の平均回数や傾向を解説
「世間一般の人はどのくらいの頻度で引越しするの?」と疑問に思ったことはありませんか。引越しは人生の転機ともいえるイベントですが、実際に多くの人がどのくらいのスパンで住まいを移しているのでしょうか。年齢や性別による違い、一生のうちの平均回数、そして日本と海外との比較まで、この記事では分かりやすくまとめて解説します。今後の住まい選びや生活設計にも役立つ情報を、具体的なデータを交えてご紹介します。
生涯での引越し回数の平均と年齢別の傾向
日本人がこれまでに引越しした平均回数(全国平均)は、2023年実施の第9回人口移動調査によると「3.24回」です。男性は「3.29回」、女性は「3.19回」と、男性のほうがやや多い傾向です。
年齢階層ごとに見ると、引越し回数のピークは60~64歳で「約4.3回」に達しています。若年層から50代まで引越し回数が段階的に増加する傾向にあり、50代前後にピークを迎えた後、やや減少する傾向がうかがえます。
男女で比較すると、男性の引越し回数は3.29回と女性の3.19回より少し多いですが、大きな差ではありません。
| 項目 | 平均回数 |
|---|---|
| 総数 | 3.24回 |
| 男性 | 3.29回 |
| 女性 | 3.19回 |
特に、以下のように年齢別の傾向があります:
| 年齢層 | 平均回数 |
|---|---|
| 60~64歳 | 約4.3回 |
| 20代~40代 | 徐々に増加 |
上記のデータは、LIFULL HOME’S Businessによる第9回人口移動調査の結果に基づいています。出典は一切記載しておりませんが、信頼できる統計をもとにしています。

一生の引越し回数の推計と他国との比較
日本では、1年間に5.8%の人が引越しを行っており、平均寿命を80歳とした場合、一生での引越し回数は約4.7回と推計されています。これは、総務省の住民基本台帳人口移動報告などを基にした試算です。ただし、実生活においては、生涯の引越し回数の平均は3回台半ばから4回程度との調査もあり、若年層での転居が多いことが影響していると考えられます。
| 項目 | 日本(推計・平均) | アメリカ(平均) |
|---|---|---|
| 一生の引越し回数 | 約4.7回(推計)/約3.4回(調査) | 約11回 |
まず、日本の一生の引越し回数について整理します。2016年時点での1年間の転居率は5.8%で、これを80年にわたって継続すると仮定した場合、引越し回数は約4.7回になります。これは、住民票の移動を基にした推計です。
一方、実際の調査では、現代日本人の生涯での引越し回数は約3.4回という調査結果もあります。これは年代別・地域別・ライフステージ別に多角的に分析した結果によるもので、平均的にはこちらの数値が実感に近い可能性があります。
それに対して、アメリカでは一生に10回以上引越しを経験する人が多く、平均で約11回とされます。アメリカ人は転勤や住宅購入の機会が多く、住環境の変化やライフスタイルの多様性が引越し回数を押し上げていると考えられます。
日本はアメリカなどと比べると引越し回数は少ない傾向にある背景として、住宅所有の安定性や地域コミュニティのつながり、転居に伴う手続きの煩雑さなどが挙げられます。これに対し、アメリカでは引越しが比較的容易である一方、日本では手続きや生活基盤の準備にかかる負担が大きく、頻繁に引越しをする文化にはなりにくい面があります。

今後引越しする可能性のある割合と直近期間の移動傾向
まず、今後数年間にわたって引越しを予定・可能性がある人の割合については、具体的な統計データは限られていますが、国立社会保障・人口問題研究所による「第9回人口移動調査」(2023年実施)では、引越し予定があったにもかかわらず実際には引越しをしなかった人の割合が4.1%であることが報告されています。これは「予定があるが引越ししなかった」という層が一定数存在することを示唆しており、今後の引越し可能性のある人の参考となります。
次に、直近の移動傾向については、総務省統計局の「住民基本台帳人口移動報告」によれば、2024年の年間における都道府県を跨いだ移動者数は約2,523,249人、都道府県内の移動者数は約2,684,497人で合計約5,207,746人でした。前年に比べてやや減少傾向にあることが分かります。
さらに、同様の傾向は2025年も続いており、人口移動の落ち着きが見られる状況となっています。
また、複数拠点を持つ人については、マイボイスコムの調査(2024年12月実施)によると、「二か所以上に生活拠点がある」と回答した人の割合は約9.4%という結果でした。主な理由としては、介護・実家管理・転勤などの事情が目立ちます。
| 項目 | 割合・人数 | 概要 |
|---|---|---|
| 引越し予定あったが未実施の人 | 4.1% | 引越し予定があるものの実行には至らなかった層 |
| 年間の移動者数(2024年) | 約5,207,746人 | 都道府県内および都道府県間を含む移動の合計 |
| 複数拠点生活者 | 約9.4% | 生活拠点が二か所以上ある人の割合 |
総じて言うと、今後引越しする可能性のある人の具体的な割合は明示されていませんが、「予定があったが実際には行わなかった」層が4.1%存在するという点から、引越しを検討している人が一定数いることが分かります。また、直近の移動実績としては約520万人の人が移動しており、複数拠点生活者も約9.4%と一定の存在感があります。

引越し頻度を左右する背景要因と一般的な傾向
引越しの頻度には、さまざまな背景要因が影響しています。以下の表は、主な要因とその概要をまとめたものです。
| 影響要因 | 具体的内容 | 傾向 |
|---|---|---|
| ライフステージ | 就職・結婚・出産・転職などの人生の節目 | 既婚者や転勤経験のある世帯では引越し経験が多い傾向 |
| 地域差 | 出身地や都道府県別による移動経験 | 熊本など地方出身者の引越し回数が多い傾向 |
| 時代の変化 | 生活スタイルや働き方の変化 | リモートワークの普及などにより、住居選びの基準が変化 |
まず、ライフステージの変化は引越し頻度に大きく影響します。既婚者の引越し経験が未婚者より約20%多いというデータがあり、結婚や転勤、子育て環境への移行が頻繁な住環境の変化をもたらしていると考えられます。また、世帯収入が高いほど引越し経験者の割合も多い傾向にあります。
次に地域差ですが、出身地別では熊本が平均引越し回数4.23回と最多で、鹿児島(4.13回)、広島(4.11回)と続いています。都市圏ではない地域出身者に引越し回数が多い傾向が見られる点が特徴です。
さらに、時代の変化も引越し頻度に影響しています。リモートワークが普及したことにより、新しい住まいを選ぶ際の重視点が変化しました。出社勤務者は「通勤のしやすさ」を重視していますが、リモートワーカーは「間取り・広さ」や「周辺環境の充実さ」を重視する割合が高くなっています。
これらの要因を踏まえると、人生の転機やライフステージの移り変わり、居住地の地域差、そして働き方の変化が、引越し頻度に大きな影響を与えていることがうかがえます。日常生活の中でこれらの背景を意識することで、引越しの動機やタイミングを理解しやすくなるでしょう。

まとめ
世間一般の人々がどのくらいの頻度で引越しするのかについて、平均回数や年齢別・男女別の傾向、さらに他国との比較や背景要因に至るまで幅広く解説しました。日本では人生でおよそ3~5回の引越しが平均的ですが、ライフステージや地域、時代背景によってその傾向は大きく変化しています。自身やご家族のライフプランを考える際、この引越し頻度の実態を知ることは今後の住まい選びの参考になるでしょう。