賃貸の退去をスムーズに!手続きや立ち会いの対応について
引越しをすることになったら、さまざまな手続きや準備で忙しくなりますね。
入居中の賃貸を解約するための手続きも、スムーズに退去できるよう対応したい重要な項目です。
そこで、今回は、賃貸の退去について、解約の連絡から当日の立ち会いまで、わかりやすく解説します。
賃貸を退去するための連絡方法と解約予告期間
まずは、退去時に、解約をするための連絡手順を解説します。
はじめに、契約書をみて、「解約予告期間」と、契約時の「不動産会社」を確認しましょう。
解約予告期間とは、解約の予告はいつまでにすべきかを定めたもので、通常は1か月から2か月前の予告とされています。
不動産会社の連絡先もみつけたら、すぐに電話で解約希望の連絡を入れましょう。
その際、自分の氏名と一緒に、退去する物件名や号室、退去したい日をあわせて伝え、「解約通知書」を送ってもらうようにします。
通知書は契約時にもらっている場合もありますよ。
通知書の記入ができたら、不動産会社に返送します。
届いた日=受付日となるため、この時点で解約予告期間の期限を切らないようにしましょう。
退去日の「立ち会い」とは?賃貸の状況確認と修繕の負担
住んでいた賃貸を退去するときには、引越す当日に、傷や汚れの確認をする「立ち会い」もおこないます。
この立ち会いは、20分から40分くらいで済みますが、賃貸の部屋の状況を確認して、借主または貸主のどちらが修繕の負担をするか決めるものです。
損傷などが入居前からのものか、入居後のものかがポイントとされるでしょう。
具体的にはフローリングやクロス、ドアの開閉具合やたばこのにおいなどを確認します。
立ち会いは、不動産会社の担当者と二人でおこなう場合や、大家さんをまじえて三者でおこなう場合もあります。
最後に、立ち会いをして同意したことを証明する書類にサインをしますが、このときもあせらず、内容をよく確認してサインしましょう。
賃貸を退去するとき日割り家賃での精算は可能?
退去する日は必ずしも月末とは限らず、むしろ月の途中であることが多いでしょう。
最後の家賃は、日割りで払うことができるのでしょうか?
これについては、日割りと月割りで、どちらかを定めているものはありません。
そのため、賃貸の契約前に確認しておくことが、おすすめです。
日割りであれば、前月のうちに1か月分の家賃を納め、退去月に日割りにして精算する場合などがあります。