賃貸物件における宅配ボックスのトラブルと注意点とは
賃貸物件で人気の設備といえば、宅配ボックス。
不在時に宅配便を受け取れるという、とても便利な設備ですが、トラブルもあるといいます。
どのようなトラブルなのでしょうか。
賃貸物件における宅配ボックストラブルの事例とは
家を留守にしていても荷物を受け取れる宅配ボックスは、賃貸物件においてとても人気のある設備です。
宅配ボックスを設置しているなら、管理費・共益費が多少高くなってもかまわないという人が多いという調査結果もあるそうです。
宅配ボックスがあれば、時間指定をしたとしても、その時間ずっと家に居て落ち着かない気持ちで過ごさなくてはならないということもありませんし、宅配業者へ再配達をお願いする気まずさとも無縁になります。
ただ、設置数が年々増えている設備であるだけに、トラブルも発生しています。
いくつか事例をご紹介しましょう。
1つ目の事例は、賃貸物件に設置されているのが、暗証番号となる数字を入力するダイヤル式ボックスの場合です。
この形式のボックスは、宅配業者が数字を設定し、それを不在票に記載してポストに投函します。
荷物を受け取る側は、それを見て、ボックスを開錠するわけですが、時折記載された数字が間違っていることも。
日に何軒も配達する宅配業者にとって、記載ミス、入力ミスは気をつけていても起こりうることだと言えます。
その場合、管理会社の持つマスターキーで宅配ボックスを開けてもらうことになるため、やり取りがかえって煩雑になる可能性があります。
2つ目は、荷物が届いたはずなのに、ポストに不在票が入っていないという事例です。よくよく調べてみると、誰かが不在票をポストから持ちさり、勝手に荷物を盗んでいった、という問題も発生しています。
3つ目は、電気制御式と呼ばれる、カードキー、非接触キーなど、賃貸物件へ入居している個人個人がもつ鍵で開錠するタイプの宅配ボックスで起こった事例です。
鍵は個人管理ですから、紛失してしまうと、荷物が受け取れないうえ、鍵の再発行をお願いすることになるため、費用もかかります。
4つ目の、宅配ボックスが埋まっていて預けられないというトラブルは、よく起こります。
賃貸物件の全住戸数分、ボックスがあるわけではないので、それが原因で荷物があふれているかというと、違う理由の場合が多いと言われています。
預けられた荷物を放置していたり、宅配便ではなく私的に利用していたりする場合があるのです。
賃貸物件における宅配ボックストラブルに対する注意点
いくつかトラブルの事例をご紹介しましたが、それを回避するには、どのような注意点があるのでしょうか。
私的利用や、長期の荷物放置などに対応した、賃貸物件内の規則などが整っているかは注意点の一つです。
もし、規則がない場合でも、トラブル時の連絡先が宅配ボックスに記載してあると、対応が早そうで安心ですよね。
また、ダイヤル式は、トラブルが原因で、宅配業者によっては利用を避けることもあるといいます。
賃貸物件探しにおいて、宅配ボックスの優先順位が高い場合は、設備の有無だけではなく、どのようなシステムのものが設置されているか調べるのも注意点の一つと言えます。
まとめ
省エネや働き方改革の流れからも、再配達の抑制に繋がる宅配ボックスの設置は奨励されており、今後ますます設置が進むとみられています。
注意点はありますが、とても便利な設備。ぜひ有効に活用したいものですね。
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